パーフェ☆ラ 第4章

G 再試合A


また蝶を誘う花の蜜みたいな瞳で誘ってくるメグ。
そんな目で見つめられたら・・・ 今すぐ肯いてしまいそう・・・・・
「で、でも・・・ いつおばさん帰ってくるか・・・ 分かんないよ」
微かに残った理性をフル稼働させる。
メグはソフトに微笑んで、
「大丈夫。 今日遅いから」
「え? なんでそんなこと・・・?」
分かるの?と思っていたら、
「プレゼント」
と言いながら、メグはあたしの手を取り、ソファから立ち上がらせた。
「今日ウチの親は、親孝行な息子からホテルのディナー券をもらって食事しに行ってます」
「え・・? ええっ?」
メグがあたしの手からケータイを取り上げ通話を切る。
「だから、邪魔者はいない」
そう言って、自分のケータイも切った。「・・・・・オレ達2人きり」
えっ!? な、なにそれっ!?
戸惑うあたしの手を引き、あっという間にメグの部屋に連れて行かれた!
部屋に入りはしたけど、あたしはドアの前に張り付いたまま、
「な、なになにっ? 全然分かんないんだけどっ!?」
と焦りまくっていた。 メグはネクタイを外しながら、
「この前、せっかく誘ってくれたのにオレ断っちゃったから。 悪かったな〜と思って、お返しに今日セッティングさせていただきました。 コレが追試合格のプレゼント」
「ちょっ・・・!?」
それってプレゼントって言うのっ!?
「いや、あの時は・・・その・・・っ」
「オレのこと、慰めてくれよーとしたんだろ? でもオレ、もう気にしてないっつったじゃん」
メグはいつまでもドアの前に突っ立っているあたしの腕を取り、ベッドの縁に座らせた。
「もう、次の試合のこと考えてるって」
―――えっ!?
「も、もしかして、次の試合って・・・」
バスケの試合のことじゃないのっ!?
「再試合♪ お前も頑張ってって言ってくれたし。 さっき」
「えっ!? ・・・ひゃッ!」
そう言うなり、メグはあたしをベッドに押し倒した。
あたしの顔の横に両手をついて、メグがあたしを見下ろす。
「メ、メグ・・・? ホントに?」
「こんなことでウソつくかよ」
「で、でも・・・」
「いーから・・・ もう黙ってろよ」
「ンッ!!」
メグの形のいい唇があたしにキスの雨を降り注ぐ。
やっぱり気持ちいい・・・・・
どうしよう・・・・・
このまま・・・ しちゃうのかな・・・
ちょっと怖いけど、メグのコト好きだし・・・ いつかはそうなるんだろーし・・・
―――もう、覚悟決めた方がいいのかも知れないッ!
メグの指先が、器用にあたしのシャツのボタンを外す。 ・・・やっぱり手際がいい。
その間も唇や頬、まぶたにメグのキス・・・・・
「・・・んっ」
メグの唇の気持ち良さに身を委ねてしまいそうになる直前、
「いくら初めてだからって、もうちょっと反応しろよ」
トイレで聞いた男子たちの会話が脳裏によみがえってきた!
そ、そうだ・・・ 忘れてた・・・
あたしもキスのときメグに、
「ねぇ? なんで固まっちゃうの?」
って言われるし・・・
「お前・・・ マグロかよ」
なんて・・・ 思われたら・・・・・・
絶対やだ―――ッ!!
ボタンを外し終わったメグが、シャツの合わせを広げる。
ど、どうしようっ!?
焦りながら頭をフル回転させる。
―――そうだ!
こういうときのためにミドリからレディコミ借りたんじゃん!
あれでは・・・・・ エッチのとき、どうしてたっけ?
あたしが必死にコミックの内容を思い出そうとしていたら、
「また固まってる。 今からそんなに緊張してたら、最後まで持たないよ?」
とメグがクツクツと笑った。
ま、また固まってるって言われた―――――ッ!!
で、でも、どうしたらいいのか・・・・・
とあたしが焦ってる間にも、メグはブラのホックを外してしまう。 緊張を失い、心許なさが胸の周りに広がる。
あ―――ッ! ホントにいよいよだよッ!
メグが首筋に舌を這わせる。 背筋に甘い痺れが走った。
こ、こういうときに、きっとあんな声出すんだよね??
あたしは必死にレディコミのセリフを思い浮かべながら、
「あ、は〜ん・・・・・?」
ととりあえず声を出してみた。
途端にメグが顔を上げてあたしを見下ろす。
―――――し、しまった・・・・・ッ! 焦るあまり、声が裏返ってしまったッ!!
でも、メグは何も気付かなかったみたいで、また唇をあたしの鎖骨のあたりに戻した。
よ、よし・・・ コレで行けそう! ありがとね、ミドリっ!!
調子に乗って、もう一回声を出してみる。 今度は声も裏返らず、いい感じに出せた。
・・・・・なのに、またメグが顔を上げる。
「・・・・・なぁ? なんなの、それ? さっきから・・・」
「えっ!?」
「なんなの?」
メグが眉をひそめる。
――――――バ、バレてた・・・・・?
恥ずかしさに顔から火が出そうだった。
〜〜〜やっぱり、全然ダメじゃん!!
あたしは、
「ちょ・・・ ちょっと研究を・・・」
と言って顔を背けた。
あたしの答えに、メグがますます眉をひそめる。
「は!? ・・・何? 研究って」
「・・・・・なんでもない」
〜〜〜そんなのいちいち聞かないでよっ!
あたしが恥ずかしさに顔を背けていたら、
「ねぇねぇ? なんなの? 研究って?」
メグがいたずらっ子のような顔をして、あたしの顔を自分の方に向かせた。
「なんだっていいでしょっ!」
「・・・・・もしかして、セックスの研究してたの?」
とメグは吹き出している。
見透かされた恥ずかしさで、体温が急上昇する。あたしは慌てて、
「だ、だだ、だってっ! マグロは嫌だって男子がっ!!」
「はっ!? マグ・・・・・ッ!?」
メグが絶句する。「・・・・・お前、そんな言葉どこで覚えてきたんだよ?」
「だからっ、あたしミドリに本とか借りて・・・・・」
って、全然参考にならなかったよね・・・ すぐにメグに見破られたし・・・・・
やっぱり、あの内容が参考にならなかったのかな・・・
もっと初心者向けの内容のを借りればよかった・・・・・
「どんな本読んだんだよ? 教えて?」
といたずらっ子の目のままのメグ。
ここまでバレちゃったら、もう隠してる意味ない。
「・・・・・・縛ったりとか? 目隠しとかしてた・・・」
あたしがミドリに借りたコミックの内容を話したら、
「縛るって・・・・・」
メグが呆れる。「・・・・・オレ、そんなことしそうに思われてたんだ?」
「お、思ってないよッ! 他にまともなコミックがなかっただけで・・・ッ」
あ〜・・・ もう・・・ こんなことになるなら、あんなコミック読まなければ良かった・・・
初めてで失敗しないようにっていろいろ考えたけど、あのコミック読んだせいで余計失敗した感じだよね・・・・・
メグは笑いながら、
「お前、全然マグロなんかじゃねーよ。 面白いほど反応してるっつーの」
「えっ!?」
だ、だって、固まってるって・・・ いつも・・・
あたしが戸惑っていたら、
「そんな本なんか読まなくても・・・」
とメグが再びあたしに唇を寄せてきた。「オレが教えてやるよ」
「えっ!? ・・・・・んっ」
メグに唇を塞がれる。
巧みなメグの舌の動きに翻弄されているうちに、あっという間にシャツを脱がされた。
すでにホックを外されていたブラもスルリと腕から抜かれる。 やっぱり恥ずかしくて、慌てて腕で胸を隠した。
メグは自分もシャツを脱ぎながら、
「・・・・・何やってんの?」
「だ、だって・・・・・」
「そんなことしてたら教えらんねーだろ? ・・・・・はい、ばんざ〜い」
「や、やだっ!」
メグがあたしの両腕を胸から引き剥がして、あたしの顔の横に持っていく。
メグの力に敵うはずもなく、シーツに縫いつけられたあたしの腕はピクリとも動かない。
メグがあたしの胸に視線を落とす。 その視線に耐えられなくて、あたしは顔を背けた。
そのまましばらく沈黙。
・・・・・メ、メグ? 何やってるの?
そっとメグの様子を窺ったら、
「・・・・・やっぱ、涼の言う通りかも知んね・・・」
と呟いたあと、メグの唇があたしの肌に落ちてきたッ!
「えっ!? ・・・・・うわっ!」
鎖骨の下あたりに何度も口付けたあと、その唇が段々胸の方に下がってくる。
メグのやわらかい髪があたしの喉元をくすぐる。
それだけであたしの肌は粟立ってしまって―――・・・
あたしはぎゅっと目を閉じた。
「―――・・・んっ!」
胸の先端に生暖かい感触・・・
ちょっとざらついたメグの舌の感触・・・・・
「は・・・・・・ッ! んっ!!」
動悸が早くなる。
いくら深呼吸して動悸を抑えようとしても、逆に呼吸は浅く速いものになってしまって・・・・・
その 呼吸をするために開けた口から、息と一緒に・・・・・こ、声が漏れそう―――ッ!!
「あっ・・・ ンッ!」
・・・・・でも、ここで変な声出したら、またメグに笑われちゃう・・・
「あッ! ・・・やっ・・・」
それでもなんとか声を抑えようとしていたら、そこにメグが甘く歯を立ててきた!
「んん〜〜〜ッ!!」
思わず背中が反り返る。
ちょっ・・・ そんなことしたら・・・・・
―――が、我慢できない・・・・・
いつの間にかあたしの両手はメグの片手だけで押さえられている。
そして、空いた方のメグの手が・・・ あたしのもう片方の胸に―――――ッ!!
メグの大きな手があたしの胸を優しく揉みほぐしてる・・・・・と思うと、直接感じる刺激以外に、脳からも変な感覚が襲ってくる!
うわうわうわ〜〜〜〜〜〜ッ!!
が、我慢にも限界が―――――ッ!!
メグが胸から唇を離す。
「・・・・・ねぇ? いつまで我慢してんの?」
「あっ・・・ はぁ・・・」
そう言われて細く目を開けたら、あたしの胸のすぐ上でメグが上目遣いにあたしを見ていた。
その視線が・・・ やっぱり甘いんだけど・・・・・ 何か、獲物を狙う動物みたいな光も宿していて・・・
―――またあたしの身体の奥が熱くなる。
「・・・・・我慢しないで、出せば? 声・・・」
「やっ・・・ あんッ!」
今まで優しく揉みほぐしていたメグの手の動きが止まり、今度はその親指だけが動いて・・・ 胸の先を・・・・・ッ!!
「ひゃっ! あっん・・・ッ や、やだぁ」
「やだ、じゃねーだろ? 気持ちいい、だろ?」
そう言って、再びメグがあたしの胸の先に唇を落とす。 舌先でそこを弾かれて・・・・・
「んっ! あっ、いやん!」
我慢しきれなくなって、声が漏れてしまった。
「あ、メ、メグ・・・ んっ! ちょ・・・あぁ、んっ!」
「・・・正解」
と言いながら、メグがあたしの胸の先を摘む。「・・・いいね。 教えがいあるよ」
「やんっ!」
頭はスパーク寸前でもの凄く緊張してるのに、身体からは逆にどんどん力が抜けていく。
・・・・・ホントに身体が溶け出しそうに熱い・・・
「・・・もっと難しい問題出していい?」
「え・・・っ? あんッ」
む、難しい問題ってなに・・・?
と思っていたら、メグの手が胸から脇腹に滑ってきた。
「いや・・・ こっちの方が正解出しやすいかも・・・?」
メグがちょっと身体を起こし、あたしのスカートのホックを外す。そしてそのままスルリとスカートを抜いてしまった!
「メ、メグ・・・・・」
思わずメグを見つめる。
これから起こることを考えたら・・・ また身体が緊張で固まってきた。
「真由・・・・・」
緊張して固まっているあたしに、メグが優しくキスしてくれる。
何度もあたしの唇を食んでから、
「大丈夫だから・・・・・ オレの言う通りにしな?」
すごく甘いんだけど、それでいてすごく真剣なメグの瞳。
・・・・・大丈夫だよね?
メグに任せちゃっていいんだよね?
あたしは、うん、と肯いて、
「・・・・・メグ・・・ 大好き・・・」
とメグの首に腕を回した。 メグも抱きしめ返してきて、
「オレも・・・・・」
メグの声がかすれる。 
メグの手があたしの膝を割る。 そのまま腿を這うように上がってきて・・・ 下肢の付け根に・・・
「あ・・・」
とメグが呟く。
な、なに・・・・・?
「・・・・・やっぱりこっちの方が正直だった」
と言いながら、下着の上からそこに指を這わすメグ。「スゲー濡れてる」
あたしを見つめて、メグがちょっとだけ笑う。
「えっ!? あっ、ンッ!」
メ、メグっ!? なにエロいこと言ってんのッ!!
あたしが慌てているうちに、メグはさっさとあたしの下着を脱がしてしまった!
うわ――――――ッ!!
慌てて膝に力を入れる。 メグがあたしの腿に手をかけて、
「・・・足、開きな?」
む、無理っ!
あたしは目を閉じたまま首を振った。
「大丈夫だって。 ほら・・・」
「あんっ! やっ!」
あたしの腿に手を添えたまま、メグが胸に唇を落とす。
「はぁッ! あ・・・ あ、ん・・・」
メグの手が、腿から腰のあたりをゆっくりと撫でる。
メグの唇が何度もあたしの胸にキスを落とす。
鎖骨に触れるメグの前髪。 あたしの髪を優しく梳く指先。 身体に感じるメグの重み・・・
―――全部が気持ちいい・・・・・
ゆっくりあたしの身体から力が抜けていく・・・
メグの手がそっとあたしの足の間に・・・ 滑り込んできたッ!!
「あっ! や、あぁんッ!」
―――今まで感じたことのない感覚に、頭が真っ白になる。
な、なに・・・っ!? この・・・・・
「あっ! はぁっ! ちょっ・・・ ンンッ!」
・・・ま、待って? 待って待ってッ!?
あ、あたし・・・ッ!?
「あぁっ やっ! あ、んっ!」
身体の中心から、言いようのない感覚が這い上がってくる。
メグが指を動かすと、それに合わせるようにあたしの口から声が漏れる。
あたしの身体から、熱い何かが溶け出しているのが・・・分かる・・・・・
身体が自分のものじゃなくなったみたい・・・
「やっ、やだ・・・ やだ・・・ あ、あ・・・」
「・・・好きだよ。 真由・・・」
すぐ耳元でメグの声が聞こえる。
嬉しくて泣きそうになることをいっぱいメグが囁いてくれる。
鼓膜に流れるメグの声と、身体に触れるメグの全部があたしを悦ばせる。
―――メグ・・・
あたし、すごく気持ちいいよ・・・
あたしだけじゃなくて、メグにも気持ちよくなって欲しい・・・・・
―――早く、メグとひとつになりたい・・・・・ッ
メグの息があたしの肩にかかった。 ―――メグの息も熱くなってる・・・
「・・・・・真由ん中・・・ 入ってい?」
「・・・んっ!」
触れ合っただけでこんなに気持ちいいんだから・・・ ひとつになれたら、きっと・・・
―――もっと気持ちいいよ、ね・・・?
「・・・力抜いて」
「・・・んっ!」
メグがゆっくりあたしの中に入ってこようとする。

さっきは、今まで感じたことないくらい気持ちよかったけど・・・

コ、コレは―――・・・・・ッ!?




――――――・・・んっ!?

――――――・・・んん―――ッ!!








――――――気を失わなかった自分を褒めてあげたい・・・




『真由? おはよう』
耳元にメグの声。『大丈夫か? 学校行ける?』
あたしはのそのそとベッドに起き上がった。
「大丈夫・・・・・ じゃない。 なんかまだ、異物感ある・・・」
そう答えたら、ケータイの向こうでメグの笑い声。
・・・・・ホントに笑い事じゃないんだけど。
痛い痛いとは聞いていたけど・・・・・
―――ありえない痛みだったんだからねっ!!
ホントにもう・・・ しばらくしたくない・・・・・
・・・でも、おかげでメグとは近くなれた気がする。
「真由」
って名前で呼んでくれることも増えたし。
それに何より・・・
・・・メグとひとつになれたんだぁって思うと、ひしひしと幸せを感じることが出来て・・・
やっぱりして良かったって思う。
『まぁ、それも数学と一緒だよ。 数こなして慣れるしかない』
・・・・・ホントに・・・ このスパルタカテキョは口も上手いんだからッ!
『オレが教えるし。 完璧に』
・・・・・しかも、外じゃすましてるくせに、ケッコーエロいしッ!!
「どうだかっ! 数学みたいに赤点取らされるかもっ!?」
とあたしが返してやったら、
『そんときは、追試でも再追試でも?付き合ってやるよ?』
と笑いながらメグも返してきた。『満点取るまで? 何回でも』
エロ――――――ッ!!
「ヘンタイッ!!」
そう怒鳴って通話を切った。
ホントにもう・・・
メグがあんなにエロいなんて知らなかった・・・・・
あの調子だと、またすぐに襲ってきそう・・・ カテキョのときとか・・・
あ、それはお母さんいるから大丈夫か。
メグんちだって、昨日はメグの策略でおばさんいなかったけど いつもはいるしね。
さすがのメグもお互いの親がいたら出来ないもん。
とあたしが安心していたら、ケータイにメールが。

メグだった。


『言い忘れた。
昨日ウチの親 来店10万人目の客でまた食事券もらったらしい。
今週末行くって言ってる。
何事も 勉強と一緒で復習が大事!
だからオレんちおいで?』


・・・・・って、ありえないから――――ッ!!
おわり


『おわり』をクリック! おまけがあるよ!


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